・現状の戦力を考えても、投手中心の指名で良いでしょう。そもそもそうする以外の選択肢があまり無い。相次ぐ怪我人で崩壊した先発陣を見過ごすことはできないですし即戦力投手は確保必須。
・高校生投手は比較的多いので、次世代のエース候補の獲得を狙いたい。現状の横浜には次世代を担える投手が不足しているため、ここで狙いに行くのは十分に有り。
・投手と同じくらい深刻なのが次世代の正捕手不足。東妻、益子、山本らは居ますがまだ若く不透明な部分が多いです。
戸柱、嶺井は能力的に厳しく、伊藤光は通年動けるか怪しく能力的にも疑問。
捕手は今年不作と言われてますが、PUしていきたいところ。
益子に期待するなら松川、1軍の捕手層に不安があるなら古賀という形でしょうか。
・近年の横浜は目玉選手への競合を避ける傾向がありますが、今年の指名順を考えてもある程度攻めた指名をしても良いと思ってます。単独指名投手が良い方向に向かっているかは怪しいラインです。
高校生投手に関しても、1位入札が13年松井裕樹が最後で最終的な指名まで至ったのも
11年北方が最後というのは明らかに避けてきており、投手の年齢層が偏る要因になっています。エースになり得る高校生を目指すなら今年か。
・オススメ選手
・シーズンの低迷は采配による部分がありますが、戦力的には投手野手ともに今ひとつ厚みに欠けます。現エースは森下ですが次期エースが若手に見当たらないため、そこを確保するのも一考。もしくは即戦力左腕を獲得するか、またはチームに足りない右の長距離型を狙うか。
ドラフトの舵取りが難しい年になります。
しっかりと戦略を決めてパターンを複数用意して臨みたいです。
・投手の補強は今年も必要になります。
特に深刻な左腕不足解消のためにも即戦力左腕をPUして指名したいところ。
遠藤が今季伸び悩み、山口・アドゥアが行方不明となると次世代のエース候補は睨みたいですし、ここは戦略を決めてどちらの路線で行くかを決めたい。
野手陣は若手の成長を感じますが、現状ではそれが得点力不足解消には繋がってません。
鈴木誠也はFAによる去就も不透明なため
右の長距離型獲得はチームとしては必要でしょう。
右のパワー型であるブライト、熱心に追っている正木に標準を絞りたいところ。
・ここ数年、ドラフトの戦略自体は上手くいっていると思います。数年後の浮上の兆しは十分に感じるだけに長い目で見たドラフトを期待したいです。高校生投手1位が今村以降無いのは戦略なのかたまたまか。
・今期、深刻な貧打と野手のタイプに異常な偏りを抱えており、打撃に秀でた選手獲得は必須と言えるでしょう(そもそも去年何故誰も獲得しなかったのか)
今年は野手不作年と言われていますが、現状の1軍を鑑みても即戦力野手獲得は絶対に必要です。
昨年高校生投手を3人獲得しており、チーム状況を見ても上位で枠を使う余裕はありません。米村チーフスカウトは小園に熱を出していましたが、4年連続高校生1位は現場放棄に等しいです。今は即戦力野手の方向性らしいですが、蓋を開けないと分からないのが中日なので見守りましょう。
また先発投手陣の駒も足りている訳ではなく、候補止まりが多数いる状態が中々解消しません。上位3位までの枠を2つ野手に使うのは確定事項として、即戦力投手も視野に入れたいところ。
若手の有望株は現状内山、元山くらいで村上に次ぐ主力打者、または候補獲得は見据えたいところ。
先発陣には慢性的な課題を抱えていますが、近年上位指名の枠を投手に使っており偏りの原因になっています。それだけにバランスが重要だと言えます。次期エースは奥川としてもそれに次ぐ候補として小園健太獲得は十分に有り。
青木がやや青色吐息、サンタナは来期不透明、塩見はスペ体質である点を見るとブライト・梶原獲得は理に適ってます。
近年は高校生を中心に獲得し将来性重視の姿勢が見受けられますが、1軍は投手野手共に青色吐息感は否めず、即戦力獲得は必須とも言えます。
戸郷・高橋と若手先発は居るものの数的には苦労しており、中4.5日のローテでボロボロ。仮に起用するにしても故障明けの山崎伊織をいきなりフル回転はさせられないため、先発投手獲得はも必要事項。次期エース候補が不足している点からも小園ら高校生投手も同時に睨みたいところ。
野手はまず外野手獲得は必須でしょう。
丸の不調はともかく、梶谷はスペ体質とムラっけで年間通した戦力としては計算がしにくい。控えも石川慎吾・重信と変わり映えしない上、隙あらば亀井状態は流石にキツい。
理想としては岡本の前後を打てる選手が好ましいですが、若返りをまずは目指したい。
・クジ運が弱いことで有名ですが、ここ数年は1位投手が既定路線になっている中で投手整備があまり進んでいないのは苦しいところ。2軍も怪我人+守備崩壊で井納がイニングイーターになってる辺り層の薄さを感じます。昨年は投手中心のドラフトでしたが
例外の山崎伊織を除いた辺りが全く戦力として噛み合わなかったのも誤算。
将来のエース候補、注目選手をしっかり当てたいのが本音でしょう。
・オススメ選手
小園健太 投手 市立和歌山高校
右・右 184cm 90kg
最速152kmのストレートに加え、縦横2種類のスライダーにカットボール・カーブ・チェンジアップ・ツーシームと多彩な変化球を織り交ぜる右の本格派。
少し動かして打者の打ち気を交わしたり、対角線の制球で翻弄したりと引き出しの多さも魅力です。現状の巨人投手陣が全体的にストレート偏重気味で、制球力や変化球に秀でた選手が不足気味な点を考えると小園健太の指名はかなりフィットしていると感じます。
・先発投手陣は年齢が進んできており高橋遥は年間計算できず、藤浪は望むべくもないため
即戦力獲得は求められているところ。
左腕豊作年に確保しておきたい。
とはいえ阪神のドラフトの傾向として、大学社会人ドラフトに偏重気味で若手不足感があるのも事実。スカウトが熱心に追いかけている森木は生え抜き高卒エースになり得る素材でしょう。
野手に関しては打力を重視した指名が欲しい。ルーキーの佐藤輝明がチームの日本人最多本塁打の時点で非力さは否めず、佐藤の周りを固められる打者を見つけたい。
セカンド糸原を2.3年以内に挿げ替えられる
二塁手獲得はある程度念頭に置きたい。
池田来翔は右打ちのセカンドで牧と似たタイプで比較的ピンズド枠でしょう。
・昨年のドラフトは現状でも成功で近年獲得した上位選手が戦力になっているのは喜ばしい。これらは全てチームが優勝を目指したドラフトであり、優勝するために即戦力を的確に揃えていく姿勢は見事。
あとは若手の拡充を進めて強い時代を継続したいところ。
・オススメ選手
右・右 184cm 88kg
最速154kmの速球を持つ高校BIG3の1人。
スライダー・カーブ・ツーシームに加え
高校時代は封印していたスプリットなどを操ります。力感のないフォームから140キロ後半のストレートを連発できるのは魅力的。
フォーム的にはまだ改良の余地があり、順調に行けばエースを担える素材。
野手としての評価も高く、ショートとして育てる道も。
中学時代、軟式で150キロを記録したところからの現在地をどう見るかですね、伸び代を使い切ったと見る意見も分かります。